肘の痛み(野球肘)
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こんにちは!
今年の夏は暑いですね(-_-;)
毎年このセリフを言っている気がしますが、本当に今年の夏は暑い(笑)
こんな暑い夏でも学生たちは部活動に励んでいます。
素晴らしいですね(笑)
夏と言えば甲子園!あまり見たことはないですが、いずれかは生で試合を見てみたいものです。完全にミーハーですが(笑)
今日は野球肘についてお話しします。
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
野球肘とは、投球動作の繰り返しなどで肘の内側、外側、後側などが痛くなる病態です。
特に成長期の肘の骨というのは完全な骨ではなく、軟骨なのです。
その時期に投球動作を繰り返すと、軟骨の方が柔らかいので筋力や牽引力に負けて軟骨が引っ張られたり、逆に骨同士がぶつかったりして、剝離骨折や離断性骨軟骨炎を起こしたりします。
一回の外傷でなるわけではなく、最初は肘の違和感などから始まり、徐々に痛みが強くなっていき慢性的に痛みが出るということが多いです。
内側ですと、腱、靭帯、軟骨での炎症や損傷があげられます。特に成長期ですと靭帯の付着部の軟骨が柔らかいので軟骨の障害が多く、成人以降ですと靭帯に負担がかかるため靭帯での障害が多いです。
外側では、上腕骨と前腕部の骨がぶつかり、離断性骨軟骨炎という病態になります。
骨が欠損したり、遊離したりして関節ねずみなり、肘の曲げ伸ばしがしづらかったり、完全に伸びきらなくなったりします。
欠損したり、完全に遊離した場合は手術の適応になりますので、子どものオーバーユースには気を付けたいですね。
後方型では、投球の繰り返しにより肘頭と肘頭窩と呼ばれる部分が衝突をして炎症を起こしたり、衝突を繰り返すことで疲労骨折を起こしたりします。
肘が痛くなったり違和感がある場合は休憩やフォームの改善が必要になってくるかもしれませんね。
無理をせずに肘が痛い場合は、コンデショニングや治療が大事になってくると思うのでお気軽にご相談ください。