筋肉痛(運動誘発性筋損傷 EIMD)とパフォーマンス
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こんにちは!梅雨に入り、外での運動がしづらい時期になりましたね。
コロナの影響もあり、皆さんも宅トレなどを取り入れているのではないでしょうか?
今は、YouTubeやネットなどで、筋トレや有酸素運動などの動画をみてエクササイズがたくさんできて便利ですよね。
それはさておき、今回は筋肉痛についてお話ししたいと思います。
運動不足解消のため、急に運動したり、不慣れな動きをしたりすると襲ってくる筋肉痛・・・。
痛みが強いと、日常生活にまで影響を及ぼしますよね(笑)
痛みが軽かったり、強かったりする筋肉痛(EIMD)ですが、どの部分で損傷しているのかといいますと、筋原線維レベルでの損傷がほとんどです。
筋肉はこのような構造になっており、EIMDは、筋原線維レベルでの損傷はありますが、筋線維レベル(筋原線維の集合体)の損傷は1%にも満たないです。
筋原線維の損傷に加え、筋線維を取り囲む組織、コラーゲンなどの結合組織や筋細胞膜などの損傷もあり、そこでも炎症反応はおきます。
ただ、筋線維の損傷が多いからと言って、最大筋力が大きく低下するとも言えません。
随意的なエキセントリック収縮と電気刺激で強制的に筋肉を収縮させた場合、後者のほうが筋線維の損傷が明らかに大きくなります。
それにもかかわらず、随意的なエキセントリック収縮の方が、ほとんど筋線維の損傷が見られないのに最大筋力の低下が大きいという研究結果があるのです。
EIMD時は、最大筋力、関節可動域が低下します。つまりパフォーマンスは落ちるということです。
筋肉痛が強いとなかなか力が入らなかったり、いつもの運動が出来なかったりしますよね。
では、EIMD時の運動は、早期回復の妨げになるというかというと、実はそうでもないのです。
EIMD発症時に運動しても悪化することはなく、むしろ次に行う運動で発症するEIMDの程度が抑制されます。
なので、運動を制限することはなく、身体を動かした方がいいということです。
プラスで行うといいのが、マッサージです。
ストレッチは、逆効果になってしまうので控えましょう。
あまり痛みが強い場合は、水風呂などにつかり、炎症を抑えるのもいいと思います。
まがみ整骨院では、治療だけでなくマッサージも行っております。
筋肉痛の方、普段から運動をしている方、疲労を残したくない方は、是非ご来院ください。