骨盤骨折(下前腸骨棘剝離骨折)
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こんにちは!
今日は、珍しく骨折のお話しをします
この間、サッカーをやっている中学生が下前腸骨棘の剝離骨折をして来院しました。
剝離骨折とは、筋肉の牽引よって骨が引っ張られて剝がれる骨折のことを言います。
下前腸骨棘には大腿直筋という股関節を曲げたり膝を伸ばしたりする筋肉がついています。
今回は、ロングボールを蹴ったら剝離骨折をしたそうです。
大腿直筋が最大限伸ばされる形の時に剝離骨折をしたということですね
大腿直筋は二関節筋といって、二つの関節(股関節と膝関節)を跨ぐ筋肉なのでこういう剝離骨折を起こしやすい部位ではあります。
それに加えて、子供の骨は柔らかいのでこうした筋肉の牽引による剝離骨折は大人と比べると起こりやすいのです。
骨折には超音波が効果的です。治癒するまでの期間が短縮されます。
骨折だからといって何もできないわけではありません。
骨折によって他の筋肉が緊張したり、かばったりして違うところが痛くなったりするなど二次的に障害がおこります。
保存療法だけでも骨折は治りますが、予後を良くするためにも何かお困りの際はお気軽にご相談ください。
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